エンリッチドエアが深いと使えないと言われる理由を知っていますか?
多分現在エンリッチドエア・ナイトロックスを使っていないダイバーの言葉です。
間違ってはいません。情報が5〜6年前で止まっていて古いだけ。
昔は、EAN32とEAN36を基準にエンリッチドエア・ナイトロックスが使われていました。
その為講習もその2種類の混合ガスを使う為のスレートでダイブ計画を立ててダイビングしていました。

昔のエンリッチのスレート
参考:PADI

最近ではこのスレートを使わなくてもダイブコンピュータを使っての講習に切り替わっています。
ダイブコンピュータを使えば、使用するシリンダーの酸素濃度を入力すれば一般的に安全な深度がすぐに表示されます。
この機能で潜りたい深度での酸素濃度を調べることも出来ますので、必要な酸素濃度のシリンダーがわかります。

PADIでは18mより深いダイビングはディープダイビングとしています。
テクニカルダイバーではないリクリエーションダイバーの最大水深はトレーニングをした人で40m未満とされています。
深いとダメなエンリッチドエア・ナイトロックスは使えないのでしょうか?
正解は使えます。下の画像は、ナイトロックス情報を表示してくれるもので重宝しています。

40mまで使える酸素濃度は28%
40mまで使える酸素濃度は28%
35mまで使える酸素濃度は31%
35mまで使える酸素濃度は31%
30mまで使える酸素濃度は35%
30mまで使える酸素濃度は35%

となります。十分に使えることがわかります。

当店では目的に応じた酸素濃度で充填出来ますので、レジャーダイビングではどの水深でも使用できます。

酸素濃度の調整で40mまで潜れます。
酸素濃度の調整で40mまで潜れます。

正しい知識を身につけ、安全で楽しいダイビングをしましょう!